ホームスパンの温もりを大切に
家(ホーム)で手で紡いだ(スパン)糸を使った毛織物だから「ホームスパン」。
羊の毛を植物染料などで染め、手で紡ぎ、手織りで仕上げた織物のことを言います。スコットランド生まれのホームスパンは、空気を含んだ手紡ぎの糸を使用し、肌ざわりも良く、一織ずつしっかりと丁寧に織られれているため、丈夫で暖かいのが特徴です。ホームスパンは明治時代に緬羊の飼育と共に日本各地に伝わりました。現在も産業として残っているのはここ岩手だけと言います。
岩手に根差すホームスパン
1975年に岩手大学を卒業後、布のもつ風合い、やさしい色彩、織の奥深さに魅了され、5年間織物作家の元でホームスパンを学びました。
その後、デンマークで1年間織りの勉強をし「植田紀子織物工房」を立ち上げました。現在は、ホームスパン教室も開催しながら、岩手のホームスパンを後世に伝える事にも取り組んでいます。
植田さんの作品は身の辺りの植物などを採取し染色する草木染です。
二度と同じ色が出ない難しさもありますが、そこが面白さでもあります。汚れやゴミのついた羊毛を丁寧に洗毛し染色して、好みの色合いになるように色をミックスし、糸つむぎ、製織、縮絨、仕上げという作業を行い制作していきます。
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名称 | 植田紀子織物工房 |
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所在地 | 〒020-0801 岩手県盛岡市浅岸三丁目3-18 |
TEL | 019-654-1433 |
FAX | 019-624-5306 |
noriko@ksh.biglobe.ne.jp | |
URL | http://www7b.biglobe.ne.jp/~ueta-homespun/ |
定休日 | - |