独自の色合いを求めて
主に磁器土を使い、ロクロ成形した素地に染付、色染付、釉裏紅(ゆうりこう)の技法を用い草花を描き食器等を作っています。
他にも手びねりで動物や花器(陶器)を製作しています。
作品は草花を絵付けしたものが多く、素焼きをした素地に面相腕筆で線描きをし、だみ筆で色を重ねたりし深みのある色を出すようにしています。
もちろん単色で色付けする作品もあります。最近は和紙染めの技法を用いた作品も多く手がけ、その後は透明釉を掛けて還元焼成にて1,260℃で焼
き上げ完成させていきます。
和紙染め
下絵付けの主に葉の部分に和紙染めを用います。和紙を描く植物の葉の形をに切り取り、素焼きをした素地の上に下絵顔料をしみ込ませた和紙を貼り付けます。深みを出すために色を重ねたりします。枝(蔓)、実は面相筆で描き同じく色を重ねたり(単色もあります)して完成させていきます。
釉裏彩
下絵付けの時にまず呉須(色呉須)で彩色し、その上に釉裏紅顔料で再び彩色します。上釉を掛けて本焼を行っていきます。釉裏紅を使用することにより微妙な色合いがでるのが特徴です。
釉裏紅
素焼きした素地に銅化合物で下絵付けをし、透明釉を掛けて還元焼成をする事により紅く発色させます。染付との違いは発色が不安定で色が飛んだり絵の周りが滲んだりすることが釉裏紅の特徴です。釉裏紅は窯の影響を受けやすいので、その時々により味わいが変わっていきます。
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