御釜屋 釜師「小泉仁左衛門」
江戸時代、藩内は勿論、関東以北唯一の釜師として、南部藩御用のすべての茶の湯釜・鉄瓶を製作しておりました。世間の皆様からは「御釜屋」と呼ばれて現在に
至っております。
釜師小泉仁左衛門の歴史は、其のまま南部鉄器の歴史と重なります。初代仁左衛門清行が万治2年(1659年)南部藩主重直公に釜師として召抱えられ、城下町盛岡の地で
制作した茶の湯釜が南部釜の始まり、「広辞苑なんぶの項参照」さらに、宝暦年間(1750年頃)使い勝手の良い湯沸しと言う考えから三代仁左衛門清尊が創作したのが
南部鉄瓶の始まりです。小泉家は代々、釜師仁左衛門を継承し、現在十代。お蔭様で仁左衛門の作品は、「仁左衛門釜」として高い評価を得てご愛用頂いております。
仁左衛門釜の特色
伝統に裏打ちされた形状・肌合いは、独特の雰囲気・品格を持ち、侘び・寂び・幽玄の心を重んじながら、その時代の新しい感覚・センスにもマッチした永い使用、 鑑賞に充分耐え得る作品を制作、創作してまいりました。「仁左衛門釜」は、独自の製法、仕上げ処理を致しております。時間とともに使い込むほどお湯の味、 そして色合いも良くなります。また、御使いになる前の処理は何も必要なく、沸かした最初のお湯からお使い頂けます。仁左衛門釜で沸かしたお湯は独特のまろや かさを持っており、飲み物・食物の味を一段と引き立て更に、健康増進にも役立ちます。
大糸目文姥口平丸形 鉄瓶
この作品は、ベルギーの万国博に於いてグランプリ大賞を受賞しました。太めの糸目文を全体に表し格調高い作品で、「仁左エ門釜」鉄瓶の最高級品です。
亀甲形 鉄瓶
この作品は、桂離宮を世界に紹介した建築家ブルーノタウトが円と六角形との組合わせの良いデザインを激賞した作品です。 常時制作の「仁左エ門釜」最高級品です。
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名称 | 御釜屋 |
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所在地 | 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通2丁目1-23 |
TEL | 019-601-6870 |
FAX | - |
nizaemon@nanbutetsubin.com | |
URL | http://www.nanbutetsubin.com/ |
営業日 | - |