いわての匠

Takumi Project 岩手の誇る匠を応援・紹介していくプロジェクト

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艸工房

「作り手」と「使い手」の共同作業

「作り手」と「使い手」の共同作業

洋野町大野産業デザインセンター内にある艸工房(くさこうぼう)。艸工房の玉山さんは、岩手県に生まれ、木工家・川勝英十氏に師事したのちに、岩手県八幡平市の「安代漆工技術研究センター」で漆塗りを習得しました。その後、独立をして、艸工房をスタートしました。
艸工房で行っている塗りの技法は「塗り重ね法」です。生漆を精製した「すぐろめ漆」を6回以上刷毛で塗っては研ぎ、塗っては研ぎ、を繰り返すものです。漆器といえば、だいぶ前からこわれやすい、キズつきやすい、というイメージを持たれているようです。上質な素材をつかえば格段に丈夫なものはできますが、扱い方によってはすぐに傷んでしまいます。漆器はとてもデリケートなものですから、「作り手」と「使い手」の共同作業で息の長い「漆器」が生まれればと想っています。

あなただけの漆器

あなただけの漆器

数年前から「ふつうのうつわをつくりたい」と想っています。その反面、漆のうつわは「ふつう」という言葉からは程遠い特殊な「うつわ」になっています。その摩訶不思議な漆の樹液を塗った「ふつうのうつわ」をつくりたいと考えています。
本物の漆器は熱伝導率が小さいので、冷たいものを冷たく、温かいものを温かく保ってくれます。熱伝導率が小さいので、熱いものを入れても手に持つことができ、普段使われる方にももちろんのこと、お子様やお年寄りの方にも最適です。なによりも器に温もりを感じることができるのは漆器ならではです。漆器はお手入れがとても大切です。手間はかかるかもしれませんが、半艶の漆器がだんだん艶を帯びてきて、次第に「あなただけの漆器」に変わっていくのです。塗り直せばさらに丈夫になりますし、何十年も使えるのが漆器です。

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名称 艸工房
所在地 〒028-4125 岩手県盛岡市玉山区好摩字好摩沢58-211
TEL 019-682-0662
FAX 019-682-0662
mail -
URL http://kusakohboh.iwate-tohoku.jp
定休日 -
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