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Takumi Project 岩手の誇る匠を応援・紹介していくプロジェクト

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藤里木工所

伝統を受け継ぐ箪笥職人

伝統を受け継ぐ箪笥職人

岩谷堂に拠点を置く藤里木工は、工芸的価値の高い岩谷堂箪笥を製作する工房として国内外に広く知られています。製作は「木地加工」「漆塗」「彫金」と三つの工程に別れ、通常は分業で行う工程を藤里木工では全工程を一貫して自社で製作しています。藤里木工の創始者である及川孝一さんはすべての工程において卓越した技術を持つ匠です。「隠し蟻継ぎ」と呼ばれる難易度の高い継ぎ手を岩谷堂箪笥に導入し、それを伝統技法として確立。岩谷堂箪笥の進化に大きく貢献してきました。 「伝統を受け継ぐということは、職人が持てる技と知恵を駆使し、これまで以上に優れたものを作ることだと思います。そして難しい技術が必要とされればされるほど楽しいのです」と語る及川さんは、伝統工芸士、卓越技能士、黄綬褒章匠を受賞。「現代の名工」として確固たる地位を築いています。

木の性質と味わい

木の性質と味わい

300~400年も経ったケヤキはいい木目が出る。年数が経つほど味が出る木です。切り倒してすぐは、ねじれや割れなど木の性質が出てきます。これを無理に押さえると、家具になってから反り返ったりするので、切り倒してからすぐに家具にすることはなく、3年間は寝かせます。 美しい木目をより美しく保つために、ケヤキに漆をかけます。下塗り、中塗り、上塗りの工程を経るうち、最初のうちは漆で黒く塗り潰されているように見えたものが、時間が経つと透明に近くなり、すーっと木目が見えてきます。同じ漆を塗ったとしても、製品の木部の色は微妙に異なります。ケヤキの色が、漆を通して出てきますが、普通ケヤキは、古木であるほど赤み・黄色みを帯びてくると言います。木の年齢による色の違い、それに、1本1本の木目の個性があるから同じものは二つとない。それが岩谷堂家具の魅力でもあるのです。

箪笥の底に木製の車輪を組み込んだ「車箪笥」や収容がすべて引出による「整理箪笥」の他にも、現代の生活に似合った様々なスタイルの家具も製作をしています。素材は無垢の板と合板の2種類があり、箪笥はもちろんのこと、欧州伝統のライティング・ビューローやサイドボード、あるいは日本独自の火鉢など、製作のジャンルは実に数多く取り扱っています。私たち藤里木工の職人たちは、岩谷堂箪笥の工芸美が文化の壁を軽々と越えられることを証明するかのごとく技を磨き続け、日々製作と鍛錬を重ねています。

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名称 有限会社 藤里木工所
所在地 〒023-0171 岩手県奥州市江刺区田原字蟹沢185
TEL 0197-35-7711
FAX 0197-35-7788
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URL http://iwate.info.co.jp/IwayadoTansu/
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