盛岡の新しい工芸として

「繭（まゆ）クラフト」とは、カイコが蛹になる時につくる繭を使って、動物や花などをつくる工芸です。工房夢繭＊花では工房の場所がある盛岡に関係した 作品づくりをしています。有名な「南部鉄器」などに比べたら、まだまだ新しい工芸です。
繭には大きいものや小さいもの、白いものから黄色味があるなど、自然素材ならではの特色、違いがあります。それらを作品に合わせて使い分け、他の素材と 組み合わせることによってブライダルブーケから土産物など、幅広い作品が出来上がります。また、「繭クラフト」に限らないことですが、繭を使うという事は、 命あるものを使うということです。全てを無駄にしないよう、製作時に出る繭のくずも煮て繭和紙をつくり作品に活かしています。

漆と繭のコラボレーション

工房夢繭＊花では繭と岩手ならではの素材をコラボレーションさせた商品開発をすすめています。

平成23年度には繭に漆を施したジュエリー「ブローチ」がいわて特産品コンクールにおいて岩手県知事賞に輝き、岩手・盛岡の新しい工芸として羽ばたく大きな一歩となりました。